松園別館 音声ガイド

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14. 老松について

14老松について
 

松園別館の松の品種は、琉球松です。その名の通り、日本の琉球群島の植物です。1910年代、日本人は台湾の林業を発展させるため、松ぼっくりを台湾で試験的に植えたということです。琉球松は塩害に強く、耐風性と定砂性 を持つため、海に近い恆春と花蓮市に植えられました。果たして、非常に良好に適応したと言う訳です。ですから数えてみると、松園のこれら松は既に百歲を超えているということになります。

けれども、老松はこのところ、松食い虫、葉震病 、褐根病 などの病虫害 に犯され、劣悪な天候の威脅などもあり、2003年時には園区内に60本近くの松がありましたが、わずか10年あまり後の今日、残っているのは32本だけです。

私達は病気になれば医者にかかりますが、木はどうするのでしょう?老松の健康を守り、彼らの病情の悪化を防ぐため、松園では定期的に樹医に診察を依頼しています。専門的な診断を行い、注射が必要か、或いは点滴が必要かなどを判断しています。ここでは皆さんにもお願いします。これら貴重な老樹達を守るため、芝生を踏まないようにお願いします。草很は貴重で、また踏まれることで土が固くなれば保湿力が弱まり、木の根も土の中の養分と水分を吸収できなくなるからです。

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